ロルフ式構造統合法 「ストラクチュラル・インテグレーション」

BORIRIN HOUSE

ベーシック10シリーズ

概  要

 Structural Integration(ストラクチュラル・インテグレーション)は、ベーシック10シリーズと呼ばれる10回のセッションで構成されています。

 

 クライアントの皆様には主にベットに横たわって頂いた状態(仰向け、横向き、うつ伏せ)から、こちらが指示する動きと共に手、指、腕や肘を使ったプラクティショナーの手技により、レシピに基づき行われます。

 

 セッション毎のテーマとクライアント様の身体の状況を見極めながら、動きと共に、身体の各部位に筋膜の解放に必要な圧をかけ、より自由で、より自然に振る舞える、より快適な身体のポジションご自身で見つけられるように協力してセッションを進めます。

 

レシピ

 セッションの目的やセッション毎になすべき事を示したもので、アイダ・P・ロルフ博士から代々伝わるこのワークの型、伝統、教え。トレーニングでは先生のデモンストレーションを目で見て、耳で聞いて理解し、受け取ったものを実践しています。

まさに口伝!私が教えを受けた先生方(ニール・パワーズ氏、ニルス・シルベイラ氏)はアイダ・P・ロルフ博士により近いところで学び、このワークを受け継ぎ、多くの生徒に教授された方々でした。

よって、私が受け取った「レシピ」は当時、アイダ・P・ロルフ博士が伝えた内容に近いものを学んだことになります。(もちろん、プラクティショナーの個性がセッションの印象を左右することは言うまでもありません。)

 

個々のセッションの説明

 レシピに示されている各セッション毎のテーマです。これらを1回目のセッションから順番に積み重ね、最終的に全体を一つにまとめます。

 

ベーシック10シリーズの流れ
1〜3セッション

 身体の前面、後面、側面における表層筋膜を緩め、癒着している組織をそれそれの器官として分離し、深層筋膜にアプローチする準備をします。

4〜7セッション

 身体の深い部分の筋膜(腹部、脚部、骨盤周辺、頸部、頭部等)を緩め、身体全体の分化を促進します。

8〜10セッション

 これまでのセッションで分化された身体を全体として統合します。

 

各セッションのテーマ

 1セッション:胸郭の解放による呼吸の自由化、大腿前面の伸長
 2セッション:下腿の足関節構造化による水平性向上、背面の伸長
 3セッション:体側及び肩甲帯の解放、脊柱起立筋、腰方形筋の伸長
 4セッション:脚部内転筋群及び骨盤底筋群の解放による骨盤の自由化
 5セッション:腹部の表層及び深層筋の解放による中心線の明確化
 6セッション:脚部背面筋群及び骨盤回旋筋群の解放による骨盤及び仙骨周辺部の自由化
 7セッション:頸部、頭部の解放による極の明確化
 8セッション:下半身(上半身)の統合
 9セッション:上半身(下半身)の統合
 10セッション:全体の統合

これは私の私見ですが、各回のセッションはまさに芸術的な分野に通じるものだと感じています。

「可能性の芸術」とでも表現するのでしょうか。(私自身、とても好きなイメージです) 
その「可能性の芸術」により、「からだ(身体、Body)」が変化し、整うとともに訪れる「様々な変化」。残念ながら私にも想像できませんが、それはとても多岐に渡るものかも知れません。
その変化は無理強いされることはなく、それぞれのクライアントの皆様に適したタイミングで訪れるといわれています。そんな「人生の新たな可能性」をともに探究できる幸運を楽しみに待っています。

 

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