ボディワーク体験会(その2)

健全な「からだとこころ」 自分らしく輝ける「笑顔」から「正しい幸せ」へ

ストラクチュラル・インテグレーションプラクティショナーのボリリンです。

前回投稿の続きです。今日は体験会の雰囲気からグラバア先生のご紹介、先生の著書や参考図書について書いてみました。

◎体験会の雰囲気

今回のボディワーク体験会で特に感じたのは会場全体の「雰囲気の温かさ」と「開かれた心と積極的な姿勢」です。

ご参加の皆さんが積極的にワークに参加することで、ご自身の体験と共にグループ内や他グループの皆さんの変化を感じ取り、口々にシェアしていらっしゃいました。

この「他者」からの意見はとても貴重で、ご自身の感覚と外から見えた感覚のギャップを知る機会にもなり、ご自身の新たな「可能性」を発見する機会にもなることでしょう。以外と「自分のこと」はわからないものですからね。

そうした「開かれた」皆さんの潜在的な資質があることや、グラバア先生や畑山先生のリードで行われた前日の「五感」を拓く「ものを知る実習」。そして、午前中の「呼吸」を感じる実習を通して、皆さんの「五感」をはじめとするご自身の持つ様々な「感覚」がより拓き、深い体験を得る準備が整っていたように感じます。(「五感」以外の感覚を感じている方、沢山いらっしゃいました!))

余談ですが、会場の様子を俯瞰しながら諸先輩方のアプローチを拝見!参加者の皆さんの「可能性」を引き出すさすがの対応にその道で研鑽に励み、実績を重ねる諸先輩方の素晴らしい「あり方」をヒシヒシと感じました。諸先輩のようなレベルの高い理想のワークへのイメージを持って、ボリリンもあくなき自己研鑽に日々励みます。

◎グラバア先生のご紹介

ブログの中には何度もお名前が出ますが、改めてご紹介です。

グラバア先生といえば「ボディワーク」の言葉が思い出されますが、ボディワークの基本的仮説「自己の象徴としてのからだ」を提唱し、からだを通した気づきから「自己理解、他者理解、関係理解」を深め、自己成長に繋がる教育プログラムから「社会貢献」としての「ボディワーク」を教え導いて下さっています。

南山大学人文学部心理人間学科で長年教鞭を取られましたが、2015年度を持って定年退官。現在は非常勤講師として教壇に立たれておりますが、惜しまれつつも今年度を持って大学教育の現場から離れるとのこと。公開講座であるこの「ボディワーク・セミナー」も残念ながらこれが最後?の機会となるようです。

グラバア先生は体験会にお集まりのプラクティショナーの皆さんを「アイダ・ロルフ博士のお弟子さん」と表現をして下さいます。

出身学校毎に学んだカリキュラムの特色はありますが、広い意味ではなるほどの表現ですね。そうお考え下さるグラバア先生の懐の広さに大いに励まされます。まさに私達の良き理解者です!

◎教科書のご紹介(新・ボディワークのすすめ)

教科書に指定されているグラバア先生の著書「新・ボディワークのすすめ」

体験会で自己紹介するときには片手にこちらの著書を持ってご挨拶するボリリンですが、この本と出会い、魅了されたボリリンは会社員時代から何度も読み返し、新たな世界への憧れと共に「バイブル」として持ち歩いておりました。(今でも読み返します!)

先生ご自身の身体統合法の体験記は、体験した心身の変化や身の回りの出来事も当時の「あり方」が伝わる繊細な描写で書かれており、これからこのワークを知りたい方、受けてみたい方にはもちろん、既に体験済みの方でも多くの気づきを受け取れる良書です

(この書籍との出会いでグラバア先生やボディワーク(身体再統合)に興味を持たれた方は多く、プラクティショナーを志した人を知っています。)

身体再統合による「筋膜へのアプローチ」が「重力への適応と変化」を通して表れる「垂直立」。そしてそれがその人が持つ「可能性」を導いてくれるもの。これはこのワークを生み出した創始者アイダ・ロルフ博士が残して下さった叡智です。

「からだから始める」

というグラバア先生の言葉は「垂直立」から導かれる人間の「可能性」を拓くというアイダ・ロルフ博士の言葉からインスピレーションを得たとのことが先生の著書にも記されております。

また、アイダ・ロルフ博士がこのワークを通して伝えたかったことなども記されております。皆様、お手にとって是非ご覧下さい!人生が変わりますよ。

◎参考図書のご紹介(体験の記)

ちなみにグラバア先生は30年前から「ボディワーク(身体再統合)」の文化をこうした体験会を通して世に広めて下さった日本におけるこのワークのパイオニアでもあります。

その当時の体験記からはそれぞれの方々が受け取った気づきが鮮明に書かれています。「感じ方、受け取り方」はそれぞれですが、中にはその後の人生が変わった報告もありました。

ちなみにこの「体験の記」は体験者の手書きの原稿を印刷した貴重な冊子です!

私も実践する10回の身体統合プロセスにおいて、心身の変化をご自身の言葉で綴られ、お一人お一人のこころの内が伝わる貴重なこの冊子となっております。こちらの冊子をグラバア先生より直々に賜っております。ご興味のある方はボリリンまで。

次回は私が担当したグループでの体験の様子と皆さんの気づきをご紹介します。

 

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