前半のお客様の声に続いて、後半はボリリンが感じたこと、気づきたことをまとめております。
ご自身の可能性が発現するからだは神々しい輝きを放っています。垂直方向の気づきが人生をより良い方向にシフトさせる体験であることを確信する私です。
◎ボリリンのチェックアイ
○違和感に気づかないからだにも容赦なく作用する重力
肩こりの問題解決がご来所のキッカケだったK・Mさま。
筋膜があるべき位置に整うプロセスでは、
筋膜が緊張から解放されることでからだの楽さや自由な感覚を感じる反面、まだ解放されていないからだの各部位や自分が制限されている窮屈さや違和感に気づかれることは稀ではありません。
K・Mさまは肩の他に足の緊張にお気づきでしたが、その感覚はご自身にとって初めて気づく意外な箇所だったとのこと。
その違和感の原因は様々な要素が考えられますが、
からだの緊張や傾き、バランスの欠如は筋膜の捻れ、歪みに繋がり、それらの結果として私たちのからだの特徴を示す姿勢や所作に現れます。
残念ながらその動きは流動性や全体としての調和、統合の感じられないものであることが多いのです。
そして、その状態が習慣となったからだは窮屈で重だるいなんとも不快な状態であることが理解出来ます。が、しかし、私たちはその状態に気づいていないことが多いのです。
そんなからだにも絶え間なく作用する重力。
からだの中心(垂直方向の線)から逸脱した瞬間から私たちを押し潰す力として働き、その違和感を持つ不安定なからだにも同じ力が作用することになります。
重力は常に私たちのからだを地球の中心方向(下方向)に引っ張り(押し)続けますからね。
そんなからだは(無意識に)重力に抗い、違和感を更に高めながら懸命に生を全うしている訳ですが、その違和感に気づく前のからだは自分を騙し続けて疲弊しながら(無自覚で)日常を送っているということになりますね。
そして、その集大成として現れる姿勢や所作はそれぞれのあり方、生き方にも通じる部分。その現れを軽視しているからだはやがて…大変なことになりますね。
○筋膜があるべき位置に整う恩恵
その後、K・Mさまはベーシック10シリーズの進行と共に肩や足全体の軽さを実感されることになりますが、セッションが進む中、ご自身のからだの変化に気づく体験を重ねます。
そして、骨盤周辺の深い部分の筋膜を扱う4〜6回目のセッションで感じたからだの変化と気づき!
セッション後の歩行では横隔膜から伸びる足(脚)をお互いに感じとった瞬間は筋膜の可能性やからだが表現する大いなる可能性に触発される瞬間でした!
美しい姿勢や楽なポジションを実感することは、全身に繋がっている筋膜が全体として秩序とバランスを取り戻した結果であり、垂直方向に統合されたサインです!
それを呼吸の深さと共に感じて下さったK・Mさまのからだの気づきの高さ。
ご自身が持ち合わせる内側に秘めた可能性に気づく瞬間でもありますね。
こちらは余談ですが…
セッション後、窓からふと外に目をやると歩道を歩くK・Mさまのお姿が。
寒風の中、夕日に向かって颯爽と歩くお姿は垂直方向の伸びやかな方向性と中心軸の整った凛とした美しさに溢れ、人間の可能性の表出に内なる感動を覚えた私です。
こうした共有したセッションでの感動に思いを馳せると共に、
プラクティショナーの私はベーシック10シリーズが全身に繋がる筋膜をあるべき位置に整える為の完成された型、伝統、教えであることを改めて実感しています。
○からだが整うことで起こること…
長年のお悩みから解放され、楽で自由なからだを手に入れたK・Mさまのからだは笑顔が輝き、美しさに溢れ、喜びに満ちていますね。
そんなからだで見る世界、感じる世界は以前とは随分と変化したとのこと。からだが変わることでこころまでが変化したことを実感されていることが伝わります。
そんな多くの喜びに満ちたご感想のメッセージでしたが、
ストラクチュラル・インテグレーションで扱うのはあくまで筋膜。
筋膜をあるべき位置に整え、名前の通り、人のからだの構造を統合するものであり、感情は取り扱いません。
しかしながら、
姿勢を形づくる筋膜があるべき位置に整うことはこころの容器であるからだが整うことでもあり、感情面を含む様々な部分で変化が起こることは周知の事実です。
まさにからだはこころのいれものですからね。
垂直方向の重力にサポートされたからだの自由さや快適さを喜びとして実感できる人生。
自らの存在の大切さを実感することは他者の存在を尊重する生き方にも繋がることでしょう。そして、そんなあり方でいたならば、その人は愛と笑顔に溢れている存在であることでしょう!
そんな統合されたからだとこころで生きるクライアントさまのこれからの未来は輝きに溢れていますね。素晴らしい!
その大切さを多くの皆さまに気づいて欲しいと願う私です。
○SIプラクティショナーとして肝に命じたいこと
上記のような驚きの変化。長年のお悩みから解放されたK・Mさまにとっては本当に嬉しい変化ですね。
私もその喜びのお姿とこうしたメッセージを拝見させて頂きながら、共に喜びをわかちあっています。
しかしながら、私たちストラクチュラル・インテグレーションのプラクティショナーはセッションの目的を症状の緩和ではなく、人間の可能性に置きます。
予想外で驚くような症状の変化や緩和は単にストラクチュラル・インテグレーションが導く目的と一致した結果として現れるものです。
だからこそ、こうした喜びのメッセージの一言一言を有難く頂戴しつつ、クライアントさまのお一人お一人の存在を認め、一つ一つのセッションを真摯に重ねながら、
個人の成長と統合の手段であり、哲学である
ストラクチュラル・インテグレーションを実践することで自らの成長を重ねて参ります。
◎おわりに
来月末には4周年の節目を迎えるBORIRIN HOUSE
こうしたお客様の喜びのメッセージはプラクティショナー冥利に尽きるもの。これまでの歩みを振り返りつつ、クライアントさまがセッションを通してご自身のからだに気づき、人間的な成長に繋がることを実感しています。
それは私自身の成長にも繋がることでもあります。
ボリリンとのセッションはからだやこころの気づきにも繋がるハッピースマイルトークがもれなくついております!毎回の楽しみとおっしゃるクライアントさまもチラホラといらっしゃるようですよ。笑
重力のサポートを得て、垂直方向の気づきに目覚めた皆さんのからだや表情は自信に満ちて光輝いています!
こうしてブログやSNSでお伝えしておりますが、皆さん口を揃えて体験して初めて理解出来たとおっしゃっています。
そう!百聞は一見(一験)に如かず!
何事も体験しないとわかりませんからね。先ず、からだから始めましょう。