WSに参加して①(身体感覚からの気づき)

健全な「からだとこころ」 自分らしく輝ける「笑顔」から「正しい幸せ」へ

ストラクチュラル・インテグレーションプラクティショナー

「愛と笑顔」のボリリンです。

今日のひとりごとは前回のエントリーで紹介したJohnのセッションから続いて参加したSpinal Therapeutics(以下、WS)について記しています。

さてさて、このWSでの気づきはどんなものだったのでしょうか。

◎チェックインはサークルを組んで…

WSのチェックインやクロージングでは、参加者とサークルを組んで講師からのお話や意見交換を行います。

この感覚。懐かしい。

こうしたワークのWS参加は約3年振り。

ここ数年は授業形式のWSへの参加が多かった為、講師と共に参加者の皆さんのお顔を拝見しながらのチェックインはやはり繋がりや一体感を感じます。場を創り出すには最適なスタイルですね。

まさにホームに帰ってきた感覚です。

そういえば、

アメリカにおけるヒッピーやニューエイジ文化が全盛の1960年代にはこうしてサークルになって会話をすることが流行っていたとのこと。

私が提供するストラクチュラル・インテグレーションはまさにこの時代に発展した背景を持っているので、このスタイルがよりしっくりくるようです。こうしたところにも古き良きアメリカの伝統を継承していることを感じます。

◎温かな手から手へ

ターゲットとなる部位の解剖学や神経組織の繋がりなど、理論的な背景をパワーポイントで説明を受けた後にJohnのデモセッションへ。

このデモセッションのモデルクライアント変化はまさに神技!

身体の劇的な変化からセッションにおけるJonの明確な意図を感じます。

しかしながら、見ているだけでわかったつもりになりがちなのはWSの落とし穴。参加者の交換セッションでは先ほど確認したJohnのワークを再現するのですが、これがまた思うようにいきません。汗

そんな時はJohnを呼び止め、手を添えてもらいながら組織を捉える感覚や圧、角度、方向など多くの情報をJonのタッチと共に感じます。

これこそまさにハンズオン!手から手へ伝わる技術の伝承です。

◎個人セッションの恩恵

こうして4日間のWSでは、プログラムに沿って各部位毎にレクチャーを受けながら参加者間の交換セッションが進行します。

その中で今回とても強く感じたのは、

Johnの個人セッションを受けた経験が予習の役割を果たし、教授下さる内容を自らの身体感覚を通して感じることに繋がり、理解が深まったこと。

個人セッションの体感イメージから内的な変化を自らの身体で実感し、Johnのデモセッションから視覚で確認し、ハンズオンで手を通して更に確かめる。

そして、パートナーの身体的変化と体感のわかちあいは、今、現実な起きた変化をシェア出来る貴重な機会。学びを深めるサイクルが絶妙に機能していたように感じます。

何事もそうですが、自らの経験が理解をより深い所に繋げてくれますね。

◎質問に真摯に答えるJon

今回のWSは側湾症などの脊柱や胸郭に制限のあるクライアントを健全に導くアプローチを学ぶものです。

クラスでは参加者の皆さんがそれぞれのタイミングで疑問や質問を投げかけていましたが、一つ一つの質問にユーモアを交えつつ、真摯に答えるJohnの姿がありました。

そのやりとりから彼の人柄も感じられ、その解説と共にワークの可能性を余すことなく与えるJohn。それを受け取る参加者も大いに感じ入っていることでしょう。

そんな質疑応答が続く中、私自身のことである質問を投げかけました。

ちなみに私自身、スキーでの転倒が原因を考えれらる頸部から始まる側弯を持っています。

(無自覚で生活に支障はありませんが、立位の写真を見るとごく僅かに認められます)

そして、胸を張る癖は胸椎の前弯傾向が疑われることから、

私の側弯パターンを改善するエクササイズの方法を質問したところ、

ベッドにゴムボールを載せ、その上に俯せになりながら、ゆっくりした圧とペースで体重を載せ、開き気味の胸郭の内側方向に働きかける方法を示し、効果的なアプローチを説明下さいました。

更には、

休憩中にもかかわらず、ランチを終えて早めに会場に戻った私を見つけ、先程、説明下さったスペシャルエクササイズを実演しながらレクチャー下さいました。

自身のエクササイズとしてトライしますが、セッションの中でも活用してみたいものですね。

◎用いた小道具

ちなみに今回用いた小道具の一部をご紹介。

一つ目はテニスボール大のゴムボール(やや硬質)

しっかりとした重さと質感のゴムボールは、太く大きな脊柱起立筋の帯や腰椎、胸椎への刺激にはもってこいのアイテム。

二つ目はハンドボール大のゴムボール(軟質)

こちらは入れ込む空気量で硬さを変えられるゴム製のボールは皮膚表面にまとわりつく質感で表層へのアプローチが容易です。

実はこの表層へのアプローチでも顕著な身体的な変化を実感出来ます。

このWSはムーブメントの単位が取得出来るものでもあり、

前述したボールや道具などを活用したエクササイズから、制限を解放した上でからだの各部位の連動を見出し、コーディネーションを確立することが変化を促す有効な手段となることを体験した私です。

人間、動いてなんぼですからね。

◎メモしたキーワード

・感覚に働きかけ、安全であることを脳や身体に伝える

・クライアント自身の感覚を信頼し、内外から感じてもらう

・五感で世界を知る

・痛みは脳が判断

・意識がいかにからだと繋がっているか(アウェアネス)

・動きに制限があると思考に関係する

・表情筋は迷走神経と密接な繋がり、そして社会との繋がり

・脳が受け取るからだ(内臓)の緊張状態を認識することで動きが変化

・コーディネーションが鍵。からだを繋げること

それぞれがとても興味深い言葉ですね。この中には私がとても注目しているワードがあります。さてそれは何でしょう?

続きは次のエントリーにて。お楽しみに。

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