健全な「からだとこころ」 自分らしく輝ける「笑顔」から「正しい幸せ」へ
ストラクチュラル・インテグレーションプラクティショナー
「愛と笑顔」のボリリンです。
今日のひとりごとは前回エントリーの続編です。
深い意識の探究となったセドナ。
正味2日間の滞在時間もあっと言う間に過ぎ去り、日本へ帰る旅路が始まりました。
行きはワクワクの快適な移動の旅でしたが…
どんな出来事が待ち受けていたのでしょうか?
◎セドナからフェニックス空港へ
日本に向けた最初のフライトは、
フェニックス 6:00 am出発の早朝便。
セドナから空港までの車移動を含め、逆算すると 2:00 amには出発する必要がありました。
前日のセドナ周遊も夜まで目一杯楽しんだこともあり、パッキングは深夜に及び…
出発前に多少の仮眠を取った後、未明のハイウェイを一路、フェニックス空港へ。
さすがに旅の終盤。
仮眠の頃からか…からだに何か違う感覚が現れ…
異常なまでの手汗と何ともいえない胃部不快感。
セドナを離れた頃には不調の兆しが明確に…
移動の車中での一時的な睡眠と体調変化を敏感に感じる時間を繰り返しながら…
自分のからだへの意識が否が応でも高まります。
それにしても…
セドナを離れた途端に感じたエネルギーの変化は明確な実感がありました。セドナの地に宿るエネルギーに守られていたようにも感じます。
◯フェニックス空港(PHX)にて
4:10 am レンタカーターミナルに無事到着。
共に過ごした仲間とはここでお別れ。
名残惜しい時間ですが、それぞれのターミナルに向かうバスに分乗して搭乗手続きです。
4:30 am 空港到着。
早朝にもかかわらず、チェックインカウンターは混雑の中にありました。
待つこと20分。
立っているのが少々、辛く感じ始めた頃にやっと荷物を預け、セキュリティチェックへ移動。
既にここでも長蛇の列。
搭乗開始時刻を見ると…
かなりタイトな移動となっているようですが…
予定通りに上手くいくことを信じ切っています。
搭乗に間に合うかの心配よりも…
変調が続くからだへの意識が上回っています。
(意識がそうさせるのか?機敏な動きは出来ませんが…この時点でもからだは動けています)
健康なからだならきっと…
焦りと不安で仕方ない状況ですが、
不安を感じていない(考えられない)状態はとらわれが無く、余計な力が抜けた状態でとてもリラックスしています。
(力が入れられないから?なのでしょうが…)
なんともいえない不思議な感覚。
色々なものが努力なく手放せている状態です。
そんな状況下、セキュリティチェックを無事通過。出発ゲートへの移動が始まりました。
時間に追われ走って私を抜かしていく人もあるようですが、全く気になりません。
ゲートNoのサインを追っていくとターミナルの一番遠い場所。
しかしながら、焦ることなく穏やかに歩く私。
ゲート到着はなんと最終のグループが搭乗中で残り数人のタイミング。そのまま搭乗の列に並び、機内の中へ。
着席したのは5:47 am 。なんとかフライトに間に合いました。
◯ロサンゼルスへのフライトの中で
着席直後にハッチと締めたとのアナウンス。
ゲートを離れ、
ゆっくりと動き出す機体は滑走路へと移動。
うっすらと明けてきた東の空を背にテイクオフ。
朝を迎えたフェニックスの美しい景色と街並み。
高度が上がり、街明かりから広く荒涼な景色へ。
今まさにアメリカ大陸を移動中です。
早朝のフライトで照明が落ちた静かな機内では
これまでの出来事を振り返りつつ、
ここにいることを選択したのは紛れもなく私であることを深く感じる時間。
朝日が輝く雄大なアメリカ大陸の景色を見つめつつ、自らの人生を俯瞰しているような感覚です。
素晴らしい眺望を楽しむ私は、
安心感なのか?気圧の関係なのか?
不思議とからだの変調が一時的に収まります。
約90分のフライトはあっと言う間。経由地のロサンゼルス空港に到着です。
◯乗継時間3時間の中…向き合うからだとこころ
羽田行きフライトへの乗継時間は約3時間。
行きのデトロイトと同様、快適なラウンジでのんびりと過ごす予定でしたが…
移動の機内で一時的に回復した体調が…
地上に降りてから思わしくありません。
早々に羽田行きの出発ゲートに移動。余裕のある乗継時間もあり、ゲート付近で少々休むことに。
しかしながら、
回復する気配もなく…トイレにこもること30分。
健全になろとするからだ本来の働きに身を任せ…
内臓の弱りはからだに大きな影響を及ぼします。
色々な意味で空になったからだは
垂直方向の感覚が益々、冴え渡りましたが、すっかりエネルギーを使い果したようで…
ベンチにへたり込む私。
疲労と空腹と脱力感で…うとうとしつつ、
あっと言う間に搭乗時間が訪れます。
約12時間の長いフライトに気が遠くなる私ですが、帰国の安心感をエネルギーにいざ搭乗です。
◯羽田行きの機内にて…
待っていたのは三列シートの中央の席。
身体的にも…精神的にもハードな席ですが…
ありのままの事実を受け取るしかありません。
シートに身を委ね、目を閉じ、静かに穏やかに呼吸を続けます。
吸って…少しの間を感じて…吐く
の繰り返し。からだが求める呼吸を淡々と。
体調の最悪期は乗り越えましたが、とにかく静かに穏やかに過ごしたいからだ。
リラックスした中で、自らの呼吸を感じます。
余計な思考はなく、とてもフラットな感覚です。
そんなからだは、ゆっくりとですが…
とても穏やかな気持ちになって行きます。
そんなからだが現実に戻る時。
なんと機内食の時間です。
こんな体調の時は食べ物の香りにとても敏感。過敏に嗅覚が働き、意識が戻る感覚です。
嗅覚からの刺激は脳にダイレクトに反映されると言われますが、それが嫌な感覚だとしたら…
大きな苦痛を伴うことは想像に難くありません。
おかげで…
楽しみのはずの機内食は残念ながらほぼ食せず。
私にとって機内食は大きな抵抗でありました。
こうして帰りの約12時間のフライトでは、ほぼこの状態で海を渡った次第です。
行きのフライトで読んだ
身体と瞑想
を実践しながらの帰国の旅となりました。
◯羽田空港(HND)到着
そんな意識を超越する体験の長旅も終盤です。
16:00 am 羽田空港に無事到着。
諸手続きを済ませ、到着ロビーに。
空港ロビーは多くの人で混雑しています。
到着したのは即位礼正殿の儀の翌日の夕方。ロビーを警戒する警官も多く、物々しい羽田空港。
スーツケースは宅配便で送る手続きを済ませ、身軽な状態で空港を後にします。
日本にいる安心感と開放感。
この上ない喜びとして感じられます。
そして、何気ない事でもとても嬉しく感じます。
日常の出来事で感謝を忘れていることに気づく時間でもありますね。
空腹を通り過ぎたからだでしたが、美味しそうなお寿司に強力に心惹かれます。
帰国の喜びを深く味わい受取る時間です。