ロルフ式構造統合法 「ストラクチュラル・インテグレーション」

BORIRIN HOUSE

ストラクチュラル・インテグレーション(SI)について

どんなものなの?

 このワークは全10回のセッション(施術)を通して身体の各部位をバランスさせ、全体をひとつのまとまりとして統合する身体の教育システムです。

 

 私達の身体にはこれまで歩んだ人生の様々な経験や思考が無意識に反映され、癖や習慣、あるいは姿勢として日常生活に表れています。

 

 そんな無意識に縛られているものから解き放ち自分らしく、楽で、自然に振る舞える快適な身体を手に入れるものです。

 

 ※Structural Integration(ストラクチュラル・インテグレーション)は医療、治療行為ではありません。

 

他のワークとの違い

 Structural Integration(ストラクチュラル・インテグレーション)とは身体構造の統合と訳します。これは、1950年代(約60年前)にアメリカの生化学者アイダ・P・ロルフ博士が確立したボディーワークの一種です。(各単語の頭文字をとり、略して「SI(エスアイ)」とも呼ばれています。) 

 

 彼女自身が名付けたこの「ストラクチュラル・インテグレーション」が他のボディーワークとの違いを際立たせているのは、私たちの身体に張り巡らされている「筋膜」と、地球上に生きる上で常に大きな影響を与え続けている「重力」に焦点を当てたことです。

 

筋  膜

 「筋膜」とは身体を構成する全ての部位(骨、筋肉、神経、内臓など)を繋ぎ、保護する結合組織です。

 

 それぞれの構成単位で存在し、身体全体を何層にも包み込んでおり、「筋膜」だけを身体から取り出した場合には身体の形そのままに現れると言われています。

 

 このように、身体の様々な部分に広がる「筋膜」は、ケガや長年の思考や習慣、そして、種々のストレスにより、被厚し、固くなる傾向があります。それは時として、身体運動に制限を与える事さえあります。

 

からだの歪み

 私達の身体はとても賢く、その固くなった部分の機能を補うためにバランスを取ろうとします。
 その結果、現れるのは歪みです。これは時に身体の様々な部分に現れ、大きなな影響を及ぼします。

 

 結果として、ある人では身体がねじれ、身体の各部位の左右差が生じ、全体としてバランスを失った姿勢として現れます。そして、そのような不安定な身体構造を持ったまま日々の生活を過ごすことになります。

 

歪んだ姿勢が続くと..

 私たちは本来、身体の安定した構造を持って生まれています。しかし、そこから外れた不安定な状態で生活する場合、本人には自覚が無くても「重力」が容赦なく身体に負担を与えることになります。礎となる身体構造が不安定な身体はとても脆く、日々のストレスに耐えることもままならないかもしれません。
 そして、その状態が続くなら、晴れやかな心もいつしか失われ、うつむき加減の活力のない姿勢として表れることでしょう。

 

 私達の身体のほんの僅かな歪みでも、長い時間とともに大きな影響を与えるものなのです!

 

解剖学において「筋膜」は長い間、邪魔者扱いされてきましたが、近年、身体の一器官としてとても注目されています。しかしながら、まだまだ未知の部分が多い器官でもあり、現在、世界中で研究が進められ、様々な研究成果が上げられています。今後の研究発展が楽しみな分野です

 

重  力

 私たちはこの地球上に生を受けた時からこの重力の影響を受けて生活しています。今日は身体が重いな。と感じるのもこの「重力」があるからです。こうして、「重力」は常に私たちの生活に対して様々な影響を及ぼしています。

 

 そう!誰もが今まさに「重力場」に存在しているのです。

 

 皆さんはこの事実を日頃から認識されているでしょうか。現実には日常的にこの「重力」を意識している人はごく少数の人々に限られることでしょう。

 

 もし、この「重力」を私達の味方に出来るとしたら...
 

それには、身体に中心軸を見出し、そのラインを中心に身体構造を整え、身体全体を統合することで「重力」を利用できる身体に変化することが可能となります。
このように、ストラクチュラル・インテグレーションを通して重力と調和した身体を手にすることで、より自由で、より自分らしく、笑顔溢れるイキイキとした生活を過ごし、皆さんの日々の生活やこれからの人生が健全で活力に満ちたものになるとしたら。
そして、そこから拡がる人生の可能性がさらに開けるとしたらどんなに幸せなことことでしょう。

 

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