WSに参加して②(意識への興味)

健全な「からだとこころ」 自分らしく輝ける「笑顔」から「正しい幸せ」へ

ストラクチュラル・インテグレーションプラクティショナー

「愛と笑顔」のボリリンです。

こちらは前回のエントリーの続きです。

JohnのWSを受けながらより敏感にキャッチした私が興味を示している分野のお話を。

潜在意識では既にフォーカスしていたのでしょうね。きっと。

◎意識の話題(私の興味の方向性)

Johnのデモセッション中にプラクティショナーの意識についての話題となり、それをより拡げることがクライアントの変化を促すとの言葉に強い興味を惹かれます。

それはどこまで拡げているのか?との私の質問に

今はこの会場くらいのイメージで行っているとの返答がありました。

(例えば…宇宙とか…?と私の興味から質問の意を引き出して下さった通訳のユキさんありがとう!)

健全のブループリントに繋がる意識を大切にしているソースポイントセラピーのアドバンスインテンシブまで履修している私ですから。笑

セッションにおいてからだのどの部位の、どの筋膜層にアプローチしているか。そして今日のセッションのゴールなど、セッションにおける意図が大切なことは実践の中からも大いに感じています。

こうして今までの学びにおいても、その意図やそこにアクセスする意識が大切なことは何度となく指導されていましたが…

今の私は特にその意識について考えることが多いから、そんな話題や機会に繋がることが多くなっていのも今の私を表していますね。笑

その質問の後、ペアの方とその「意識」を変えた時に起こる変化をお互いに感じ合い、その場でわかちあいながらの交換セッションは意識の違いで現れる変化の違いが面白い結果に。

自らのセッションでも意識をより大切に扱いたいと思う出来事となりました。

また、Johnからはクライアントの持つ意識が変化を及ぼす一例として、

からだの病を指摘されたことが意識に残り、その周辺の動きが止まる。それは当然、思考にも影響する。

こうしてからだのイメージは動きに影響し、機能や動作に変化が及ぶことも理解出来ます。特にこの例はネガティブなイメージですからその影響も強く大きいものになりますね。

だからこそ、

クライアントさまが安心を感じると動きが変化することが健全なからだに大切な要素と感じます。

◎意識の質問繋がりでゆきさんから書籍のご紹介

意識繋がりでもう少し続きのお話しを!

そんな意識の質問を投げかけたのち、通訳のユキさんから意識で変化するからだについて、興味深いこと書いてありますよ!と

こちらの書籍のご紹介を頂きました。

「五感の大切さ」などはグラバア俊子先生の著書やチームグラバアでの活動で多くの示唆を頂戴していますが、そうした感覚を大切にした上で人間が本来持ち合わせている感覚が開花し、大きなな可能性に繋がることをご自身の経験から書き記されています。

私自身に起こる多くの必然もなるほどそうだったのか!と思わず頷く内容でした。

そして、私たち人間の持つ可能性はまさに無限大!それを発現させるのも自分の意識次第であることにもつくづく考えさせられる書籍でもありました。

この本に繋がったのもまた一つも巡り合わせですね。ユキさん!素晴らしいきっかけをありがとうございます。

以前にも増して偶然とは思えない奇跡的な出来事が普通に起こる私は…この先どうなってゆくのでしょうか?

自らの意識で創造する世界はまず自分のからだから始まりますね。

◎意図を持つことの大切さ

Johnもアドバンスロルファー認定後、オステオパシーのバレルインスチチュートに学び、その見識を深め、ご自身のワークを極めた方でもあり、お伝え下さる手技はそこからのヒントも随所に適応されていたのではないかとも感じます。

経験上、からだから感じる多種のサインを感じるには自己の意識がとても重要ですが、まさに私の興味(意識)がそこにあることで、そんなヒントを頂戴するギフトを頂戴したのかもしれませんね。笑

私が学んだSIは創始者アイダ・ロルフ博士が当時伝えた教えと哲学を大切に継承し、伝統を重んじるクラシカルなスタイルです。

しかしながら、約70年の時の流れにおいて研究が重ねられ、多くの知見の発見とともに、人間の可能性を拓く新たなワークが探求されています。

今回のWSでこの道の先達であるJohnから受け取った学びは、脳と神経の繋がりにフォーカスすることでからだの中で起こっていることをより詳細な解剖学と神経の及ぼすからだへの影響を理解する貴重な機会になりました。

また、3年の時を経てJohnが伝える神経ワークへの理解の深まりを感じ取れたことは大いなる恩恵でした。

そして、

その神経を包む筋膜にアプローチするSIにおいて、からだに起きる変化を新たな視点から考える機会となったこと。

これからのセッションにも大いに役立つものとなることでしょう!

さらには、

プラクティショナーがどこに意識や意図を持つかがとても大切!

ということは、色々な場面で何度も伝えられる言葉でしたが、

この WSで実践した学びはクライアントに起こる変化に大きな違いとして繋がることを自らのからだを通してより深く学ぶ機会となりました。

私が認定を受けたアメリカの学校(GSI)でもJonが教えるWSが開催されていることから、より幅広く最新の知見と学びを吸収しようという流れにあるようです。嬉しい流れですね。

そのことは私の拙い言葉で伝え、笑顔の頷きを返してくださいました。

こうした新たな知見は今後もより深く研究され、未知なる事象がエビデンスとともに明らかになる流れにありますが、人体はまさに小宇宙!探究が進めば進む程、多くの謎と可能性に溢れることでしょう。まさに学びは一生続きます!今後のボリリンの成長をお楽しみに。

◎おわりに

こうして幅広く門戸を開放し、教えられている貴重な学びを教授して下さったJon。そして、その機会を地元名古屋で提供し、オーガナイズ下さったロルフィングスタジオ380のマサくん。更には等価の日本語に通訳して下さったゆきさん、さとみさん、そして、ご一緒したクラスの皆様に感謝申し上げます。

◎おまけのひとりごと

このWS期間中には数年間蓄積していた私の中にある大きな制限が表出することになりました。きっとこの出来事はその抵抗を避けていたからこその顕在化とも認識できるもの。

それは何度も繰り返される自分の人生パターン。

後に記載する自らのチャレンジへの道が既に出来上がっていたのですね。たぶんきっと。笑

こちらは今後のエントリーにて。

WSに参加して①(身体感覚からの気づき)

健全な「からだとこころ」 自分らしく輝ける「笑顔」から「正しい幸せ」へ

ストラクチュラル・インテグレーションプラクティショナー

「愛と笑顔」のボリリンです。

今日のひとりごとは前回のエントリーで紹介したJohnのセッションから続いて参加したSpinal Therapeutics(以下、WS)について記しています。

さてさて、このWSでの気づきはどんなものだったのでしょうか。

◎チェックインはサークルを組んで…

WSのチェックインやクロージングでは、参加者とサークルを組んで講師からのお話や意見交換を行います。

この感覚。懐かしい。

こうしたワークのWS参加は約3年振り。

ここ数年は授業形式のWSへの参加が多かった為、講師と共に参加者の皆さんのお顔を拝見しながらのチェックインはやはり繋がりや一体感を感じます。場を創り出すには最適なスタイルですね。

まさにホームに帰ってきた感覚です。

そういえば、

アメリカにおけるヒッピーやニューエイジ文化が全盛の1960年代にはこうしてサークルになって会話をすることが流行っていたとのこと。

私が提供するストラクチュラル・インテグレーションはまさにこの時代に発展した背景を持っているので、このスタイルがよりしっくりくるようです。こうしたところにも古き良きアメリカの伝統を継承していることを感じます。

◎温かな手から手へ

ターゲットとなる部位の解剖学や神経組織の繋がりなど、理論的な背景をパワーポイントで説明を受けた後にJohnのデモセッションへ。

このデモセッションのモデルクライアント変化はまさに神技!

身体の劇的な変化からセッションにおけるJonの明確な意図を感じます。

しかしながら、見ているだけでわかったつもりになりがちなのはWSの落とし穴。参加者の交換セッションでは先ほど確認したJohnのワークを再現するのですが、これがまた思うようにいきません。汗

そんな時はJohnを呼び止め、手を添えてもらいながら組織を捉える感覚や圧、角度、方向など多くの情報をJonのタッチと共に感じます。

これこそまさにハンズオン!手から手へ伝わる技術の伝承です。

◎個人セッションの恩恵

こうして4日間のWSでは、プログラムに沿って各部位毎にレクチャーを受けながら参加者間の交換セッションが進行します。

その中で今回とても強く感じたのは、

Johnの個人セッションを受けた経験が予習の役割を果たし、教授下さる内容を自らの身体感覚を通して感じることに繋がり、理解が深まったこと。

個人セッションの体感イメージから内的な変化を自らの身体で実感し、Johnのデモセッションから視覚で確認し、ハンズオンで手を通して更に確かめる。

そして、パートナーの身体的変化と体感のわかちあいは、今、現実な起きた変化をシェア出来る貴重な機会。学びを深めるサイクルが絶妙に機能していたように感じます。

何事もそうですが、自らの経験が理解をより深い所に繋げてくれますね。

◎質問に真摯に答えるJon

今回のWSは側湾症などの脊柱や胸郭に制限のあるクライアントを健全に導くアプローチを学ぶものです。

クラスでは参加者の皆さんがそれぞれのタイミングで疑問や質問を投げかけていましたが、一つ一つの質問にユーモアを交えつつ、真摯に答えるJohnの姿がありました。

そのやりとりから彼の人柄も感じられ、その解説と共にワークの可能性を余すことなく与えるJohn。それを受け取る参加者も大いに感じ入っていることでしょう。

そんな質疑応答が続く中、私自身のことである質問を投げかけました。

ちなみに私自身、スキーでの転倒が原因を考えれらる頸部から始まる側弯を持っています。

(無自覚で生活に支障はありませんが、立位の写真を見るとごく僅かに認められます)

そして、胸を張る癖は胸椎の前弯傾向が疑われることから、

私の側弯パターンを改善するエクササイズの方法を質問したところ、

ベッドにゴムボールを載せ、その上に俯せになりながら、ゆっくりした圧とペースで体重を載せ、開き気味の胸郭の内側方向に働きかける方法を示し、効果的なアプローチを説明下さいました。

更には、

休憩中にもかかわらず、ランチを終えて早めに会場に戻った私を見つけ、先程、説明下さったスペシャルエクササイズを実演しながらレクチャー下さいました。

自身のエクササイズとしてトライしますが、セッションの中でも活用してみたいものですね。

◎用いた小道具

ちなみに今回用いた小道具の一部をご紹介。

一つ目はテニスボール大のゴムボール(やや硬質)

しっかりとした重さと質感のゴムボールは、太く大きな脊柱起立筋の帯や腰椎、胸椎への刺激にはもってこいのアイテム。

二つ目はハンドボール大のゴムボール(軟質)

こちらは入れ込む空気量で硬さを変えられるゴム製のボールは皮膚表面にまとわりつく質感で表層へのアプローチが容易です。

実はこの表層へのアプローチでも顕著な身体的な変化を実感出来ます。

このWSはムーブメントの単位が取得出来るものでもあり、

前述したボールや道具などを活用したエクササイズから、制限を解放した上でからだの各部位の連動を見出し、コーディネーションを確立することが変化を促す有効な手段となることを体験した私です。

人間、動いてなんぼですからね。

◎メモしたキーワード

・感覚に働きかけ、安全であることを脳や身体に伝える

・クライアント自身の感覚を信頼し、内外から感じてもらう

・五感で世界を知る

・痛みは脳が判断

・意識がいかにからだと繋がっているか(アウェアネス)

・動きに制限があると思考に関係する

・表情筋は迷走神経と密接な繋がり、そして社会との繋がり

・脳が受け取るからだ(内臓)の緊張状態を認識することで動きが変化

・コーディネーションが鍵。からだを繋げること

それぞれがとても興味深い言葉ですね。この中には私がとても注目しているワードがあります。さてそれは何でしょう?

続きは次のエントリーにて。お楽しみに。

セッションから拡がる可能性(Johnのセッションから)

健全な「からだとこころ」 自分らしく輝ける「笑顔」から「正しい幸せ」へ

ストラクチュラル・インテグレーションプラクティショナー

「愛と笑顔」のボリリンです。

いよいよ11月。朝夕の空気はきりりと冷え込み、秋の気配が深まって来ましたね。

今年も2ヶ月を切りました。時の流れに驚くばかり。

この数ヶ月、身の回り起こる出来事の数々は相変わらずのミラクルな出会い、繋がりが続く日々ですが、

久々のひとりごとでは自ら受けたセッションから拡がった可能性について振り返ります。

◎セッション前から始まる繋がり

・いつものシンクロ…からの再会

「Spinal Therapeutics」などのWS講師として来日されたJonathan Martine氏(以下、John)。来日翌日の朝からセッションの機会を提供下さいました。

※John先生のご紹介(ロルフィングスタジオ380 様 イベントページより)

アメリカ、コロラド州ボルダーで開催された解剖実習ツアーの折、ご自宅に伺って以来、約2年振りの再会!

ワクワクしながら集合場所のカフェに移動中、駅の自由通路で日本のお土産を探すJohnに偶然遭遇!…からの歓喜の抱擁へ。

こんなところにもいつものシンクロが。ボリリンは持ってますね。笑

意外な場所で突然の再会が訪れましたが、そのまま一緒にセッションルームへ。

(集合前の約1時間、駅周辺をウォーキングされたとのこと!)

・セッションルームにて

セッションはロルフィングスタジオ380にて。部屋が涼しくなるまで暫しフリートーク。言葉が出るまでの微妙な間があったり、難解な?私の片言の英語を真摯に聞き取ろうとしてくれるJohn。

 

彼の誠実さと心の温かさを感じる時間です。

(こうして自分が受け手となることはクライアント様の立場に戻る時間でもありますね。気づくこと。沢山あります!)

彼からセッションを受けるのは3年前の来日以来。

その時は気になっていた首を起こして身体全体が引き上がる感じを出して欲しいとリクエストしましたが、今回は少々、気になる身体の問題があったので、それを含めて今の身体の状態を伝え、今、必要なアプローチをリクエストしました。

◎セッションにて

・セッション前の動きの確認

汗がひいたところで、数日前に突然痛み出した左大腿筋膜張筋付近の痛みを伝え、早速、歩く姿、首や頭の動きを入念に確認します。

私の動きをつぶさに観察する目。

日頃、クライアントさまの動きを観察する私ですが、見られる感覚を久しぶりに全身で感じます。

その立場を感じることで気づくこと。ここにもありました。

続いて、ベッドに仰向けの状態からの四肢や首の動作確認。

左股関節、そして、首と胸郭の制限を見つけたようです。

・大転子から臀筋周辺へのアプローチ

実は私、その部分にはとても繊細な感覚があり、ソフトに触れられるだけでもかなりのインパクトを感じる私なのですが…

Johnのタッチはしっかりとした圧を受け取るものですが、全く違和感はなく、その圧を素直に受け入れながらその瞬間を味わい愛でる私。

しっかりした圧で意図した部分を正確に、そしてダイレクトにアプローチするタッチはジェントルかつ繊細で丁寧な印象です。今まで学び、経験したタッチは十人十色。この道の実践とともにそれを感じ取る感覚が進化していることを改めて感じます。

そして、自分のタッチはどんな感じなのだろう?と想いを馳せる私です。

皆様から頂戴する体験談などから想像するしか術はありませんが、自分のタッチを自ら経験したいものですね。笑

・首から胸郭にかけての解放

首の動きのチェックでは明らかに制限を感じる程の動きの悪さ。その制限を誘発する習慣はすぐに思い浮かびます。

スキーの転倒で頭頸部を強打した過去の怪我の後遺症などもありますが、スマートフォンやパソコンの操作などの日常動作はまさにこの部分の動きに制限を加えています。

仕事柄、人一倍気にしている私でさえこのあり様ですから。

世の中の皆さんにとっては必ずといって良いほど制限を持っていることでしょう。

更にはこの姿勢が日常的になり、鎧のように固めた首の違和感や胸郭の苦しさに「気づいていない」ことが多いのかも知れません。

ある意味、慢性的というか…無意識というか…

まさに現代に蔓延する大きな健康問題ですね。

上記の違和感や制限を解放するJonのワークは、胸郭内の縦隔から心膜へ、そして、内臓を支持する結節部分のアプローチを含みますが、その部分の解放を自らのからだで感じる素晴らしい機会です。

一つ一つのアプローチが学びに溢れています。

・セッション後の変化の感覚

残念ながら今回は私のビフォーアフターの写真はありませんが、自分の感覚として

左右差の解消、アップライトな感覚、足と腕のコーディネーション、胸郭や首回りの制限の解放…

などの変化を実感しています。

セッション全体を振り返ると、

3年前の神経ワークショップ、そして、翌日から始まった「Spinal Therapeutics」で学び、実践したことが随所に取り入れられていたことにも気づきます。

こうして、自らのからだで予習した上で参加したWSでの体験はまた深い学びとなったことをお伝え致します。

◎おわりに

今回は上記の身体変化とともに、プラクティショナーとしてセッションを受けることの大切さを実感する機会となりました。

振り返ると…

人数は少ないながらも、この道で名手と言われる先生方からセッションを受ける機会を得ていますが、それぞれの方のタッチや起きた変化はからだが覚えています。

受け取った学びとともに、こうした自らの体験から自分のワークの中にもエッセンスとして入っていることを願いつつ…

さぁ、今日のセッションでは何が伝わるか。私自身も楽しみです。

またまた余談ですが…

経験上、こうしたセッションの後は何かが起きるんですよね。

今回もやっぱり何かが…起こりました!

それはひとりごとのエントリーにてまとめます。乞うご期待!